フリーソフトで構成されるLinuxには、標準的なインストールだと動画関連のソフトウエア(再生用コーデック)があまり導入されないことがあります。特にH.264系のmovファイルやmp4ファイルといったネットでよく目にする動画ファイルを再生できないのは辛いですね。 幸い、Linux向けにも簡単なインストールで多くの動画を再生できるようになるフリーソフトが用意されているので、導入してみることにしましょう。 Linux版VLCメディアプレイヤーVLCメディアプレイヤーは、WindowsやMac、そしてLinuxなどマルチプラットフォーム対応を特長とするフリーの動画プレイヤーです。多くのコーデックがセットになっていて本体をインストールするだけでほとんどの形式の動画ファイルを再生できるようになるのが、魅力ですね。 Ubuntu11.10の場合は、Ubuntuを起動した画面のメニュー内に「Ubuntuソフトウェアセンター」があるので、そこからインストールできます。手順は、「サウンドとビデオ」を選ぶと出てくる「VLCメディアプレイヤー」を選ぶだけ。 後は自動的にダウンロードとインストールが行われ、VLCメディアプレイヤーを使用できるようになります。右クリックメニューの「メディアを開く」から、ネット上にある動画ファイルのURLを指定して再生することもできるので、ネット上の動画ファイルを指定してうまく再生できるか、試してみましょう。 ただし、Linux上ではWindowsに比べGPUのハード活用が進んでいない面もあるので、高解像度あるいは高ビットレートの動画だとうまく再生できない、といったこともあるかもしれません。 |